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最終更新日 2022/7/17
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◎ 令和元年度試験(第14回)過去問


 問題37


条件及び期限に関する次の①〜④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 債務者が担保を減少させた場合であっても、債務者は、期限の利益を主張することができる。

② 条件の成否が未定である間における当事者の権利義務は、一般の規定に従い、処分し、相続し、もしくは保存し、又はそのために担保を供することができる。

③ 法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、期限が到来するまで、これを請求することができない。法律行為に終期を付したときは、その法律行為の効力は、期限が到来した時に消滅する。

④ 解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う。





 問題37 解答・解説

「条件及び期限」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP174・175参照)

(第8版の合格教本をお持ちの方は、P172・173参照)


①:×(適切でない)
 
債務者が担保を滅失させ、損傷させ、または減少させた場合、債務者は期限の利益を主張することができなくなります。よって、本肢は誤りです。

※ 改訂第9版合格教本P175「(4)期限の利益の喪失」の②に該当。

②:○(適切である)
 本肢の通りです。

③:○(適切である)
 本肢の通りです。


※ 改訂第9版合格教本P174「(2)期限の到来の効果」参照。

④:○(適切である)
 
本肢の通りです。

※ 改訂第9版合格教本P174「①条件」参照。


正解:①



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