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最終更新日 2024/7/3
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◎ 令和3年度試験(第16回)過去問


 問題11


貸金業法第16条の2(契約締結前の書面の交付)に関する次の①~④の記述のうち、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。なお、本問における極度方式基本契約及び極度方式貸付けに係る契約は、金銭の貸付けに係る契約であって、手形の割引の契約及び売渡担保の契約ではないものとする。

① 貸金業者が、極度方式基本契約を締結しようとする場合に、当該基本契約の相手方となろうとする者に交付すべき貸金業法第16条の2第2項に規定する書面(以下、本問において「極度方式基本契約における契約締結前の書面」という。)の記載事項には、当該基本契約に関し貸金業者が受け取る書面の内容が含まれるが、債務者が負担すべき元本及び利息以外の金銭に関する事項は含まれない。

② 貸金業者が、極度方式基本契約を締結しようとする場合に、当該基本契約の相手方となろうとする者に交付すべき極度方式基本契約における契約締結前の書面の記載事項には、貸金業者の商号、名称又は氏名及び住所並びにその登録番号(登録番号の括弧書については、記載を省略することができる。)が含まれるが、契約の相手方の商号、名称又は氏名及び住所は含まれない。

③ 貸金業者は、極度方式基本契約を締結しようとする場合に、当該基本契約の相手方となろうとする者に交付すべき極度方式基本契約における契約締結前の書面については、当該相手方となろうとする者の承諾の有無を問わず、当該書面の記載事項を電磁的方法により提供することはできない。

④ 貸金業者は、極度方式基本契約を締結している顧客との間で極度方式貸付けに係る契約を締結しようとする場合には、当該契約を締結するまでに、内閣府令で定めるところにより、貸金業法第16条の2第1項に規定する書面(契約締結前の書面)を当該顧客に交付しなければならない。





 問題11 解答・解説

「契約締結前の書面」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP88~91参照)

(第8版の合格教本をお持ちの方は、P88~91参照)


①:×(適切でない)
 
契約締結前の書面の記載事項には、契約に関し貸金業者が受け取る書面の内容は含まれません。一方、契約締結前の書面の記載事項には、負担すべき元本及び利息以外の金銭に関する事項は含まれます。

※ 改訂第9版合格教本P88枠内の⑤及びP89参照。
※ 「契約締結前の書面」と「契約締結時の書面」との記載事項の違いに注意しましょう(改訂第9版合格教本P91の枠の下、及びP90枠内の④参照)。

②:○(適切である)
 本肢は、設問の通りであり、正しい記述です。

※ 改訂第9版合格教本P88枠内の①及びP89参照。

③:×(適切でない)
 あらかじめ書面または電磁的方法によって
相手方となろうとする者の承諾を得ることで、契約締結前の書面を電磁的方法により提供することができます。

※ 改訂第9版合格教本P88「①貸付けに係る契約」参照。

④:×(適切でない)
 
極度方式貸付けに係る契約を締結しようとする場合、契約締結前の書面の交付は不要です。

※ 改訂第9版合格教本P89「②極度方式基本契約」参照。


正解:②



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