予想問題 |
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貸金業者向けの総合的な監督指針において、貸金業者が貸金業の業務を第三者に委託(以下、本問において「外部委託」という。)する場合に、監督当局が、貸金業者の監督に当たって留意するものとされている事項に関する次のa~dの記述のうち、その内容が適切なものの個数を①~④の中から1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
a 委託先における法令等遵守態勢の整備について、必要な指示を行うなど、適切な措置が確保されているか。また、外部委託を行うことによって、検査や報告命令、記録の提出など監督当局に対する義務の履行等を妨げないような措置が講じられているか。
b 外部委託先による顧客等に関する情報へのアクセス権限について、委託業務の内容に応じて必要な範囲内に制限しているか。その上で、外部委託先においてアクセス権限が付与される役職員及びその権限の範囲が特定されていることを確認しているか。さらに、アクセス権限を付与された本人以外が当該権限を使用すること等を防止するため、外部委託先において定期的又は随時に、利用状況の確認(権限が付与された本人と実際の利用者との突合を含む。)が行われている等、アクセス管理の徹底が図られていることを確認しているか。
c 二段階以上の委託が行われた場合であっても、再委託先等の事業者に対して貸金業者自身による直接の監督を行い、外部委託先に対して再委託先等の事業者への監督を行わせないような措置が講じられているか。
d 委託業務に関する苦情等について、資金需要者等から委託元である貸金業者への直接の連絡体制を設けるなど適切な苦情相談態勢が整備されているか。
①1個 ② 2個 ③ 3個 ④ 4個
「業務運営措置(業務の外部委託)」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP51参照)
(第8版の合格教本をお持ちの方は、P51参照)
a:○(適切である)
本肢の通りです。
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b:○(適切である)
本肢の通りです。
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c:×(適切でない)
貸金業の業務を外部委託するに際して二段階以上の委託が行われた場合には、外部委託先が再委託先等の事業者に対して十分な監督を行っているかについて確認しているか。また、必要に応じ、再委託先等の事業者に対して貸金業者自身による直接の監督を行っているかについて、監督当局は留意するものとされています。
つまり、まずは外部委託先が再委託先等の事業者の監督を行い、必要があれば貸金業者自身が再委託先等の事業者の監督を行うことになっています。
問題文は、「外部委託先に対して再委託先等の事業者への監督を行わせない」となっている部分が誤りです。
※ 改訂第9版合格教本P51枠内「外部委託についての監督指針(一部抜粋)」参照。
※ 過去問(平成23年度試験・問題17のb)と同じような問題です。
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d:○(適切である)
本肢の通りです。
※ 改訂第9版合格教本P51枠内「外部委託についての監督指針(一部抜粋)」参照。 ※ 過去問(平成21年度第3回試験・問題11の選択肢③)と同じような問題です。
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正解:③
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