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最終更新日 2015/8/27
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 問題30


条件及び期限に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 停止条件付法律行為は、停止条件が成就した時からその効力を生じ、解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う。

② 不能の停止条件を付した法律行為は無条件とされ、不能の解除条件を付した法律行為は無効とされる。

③ 法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、期限が到来した時から相当の期間が経過するまで、これを請求することができない。

④ 債務者は、債務の履行に付された期限について、期限の利益を放棄することができない。





 問題30 解答・解説

 「条件及び期限(民法)」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP174・175参照)
(第8版の合格教本をお持ちの方は、P172・173参照)


①:〇(適切である)
 本肢の通りです。


※ 改訂第9版合格教本P174「(1)条件」参照。

②:×(適切でない)
 不能の停止条件を付した法律行為は「無効」とされ、不能の解除条件を付した法律行為は「無条件」とされます。


③:×(適切でない)
 法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、
期限が到来するまで、これを請求することができません。
 本肢は、「相当の期間が経過するまで」となっている部分が誤りです。


※ 改訂第9版合格教本P174「(2)期限の到来の効果」参照。

④:×(適切でない)
 債務者は、期限の利益を放棄することができます。

※ 改訂第9版合格教本P174・175「(3)期限の利益とその放棄」参照。



正解:①



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