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最終更新日 2023/7/26
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◎ 平成29年度試験(第12回)過去問

※ 法改正により問題及び解説を変更しました。

 問題33 改題


保証に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 保証契約は、債権者と保証人となろうとする者との間において、保証契約を締結する旨の口頭の合意がなされることによって、その効力を生じる。

② 保証債務は、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを包含する。

③ 保証人の負担が債務の目的又は態様において主たる債務より重いときであっても、保証債務は主たる債務の限度に減縮されない。

④ 個人貸金等根保証契約とは、保証人が法人であり、一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約であって、その債務の範囲に金銭の貸渡し又は手形の割引を受けることによって負担する債務が含まれるものをいう。





 問題33 解答・解説

 「保証(民法)」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP196、P199参照)

(第8版の合格教本をお持ちの方は、P194、P197参照)


①:×(適切でない)
 保証契約は、債権者と保証人となろうとする者との間において、
書面でしなければ、その効力を生じないとされています。口頭の合意でだけでは効力を生じません。


※ 改訂第9版合格教本P196「(1)保証契約」参照。

②:○(適切である)
 保証債務は、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを包含します。


※ 改訂第9版合格教本P196「(2)保証債務の範囲」参照。

③:×(適切でない)
 保証人の負担が債務の目的または態様において主たる債務より重いときは、これを
主たる債務の限度に減縮します


※ 改訂第9版合格教本P196「(2)保証債務の範囲」参照。

④:×(適切でない)
 個人貸金等根保証契約とは、一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約であって、その主たる債務の範囲に金銭の貸渡しまたは手形の割引を受けることによって負担する債務が含まれるもの(
保証人が法人であるものを除く)をいいます。
 本肢では、「保証人が法人であり」となっている部分が誤りです。

※ 改訂第9版合格教本P199「①個人根保証契約」参照。


正解:②



※ 参考までに、以下に、本試験問題を原文のまま掲載しました。
 通常は読む必要はありません。


平成29年度試験・問題33

保証に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 保証契約は、債権者と保証人となろうとする者との間において、保証契約を締結する旨の口頭の合意がなされることによって、その効力を生じる。

② 保証債務は、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを包含する。

③ 保証人の負担が債務の目的又は態様において主たる債務より重いときであっても、保証債務は主たる債務の限度に減縮されない。

④ 貸金等根保証契約とは、保証人が法人であり、一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約であって、その債務の範囲に金銭の貸渡し又は手形の割引を受けることによって負担する債務が含まれるものをいう。




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