貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイト
最終更新日 2024/8/15
貸金業務取扱主任者.com
Top page
Contents menu
貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイトのご利用案内
貸金業務取扱主任者資格試験の概要
貸金業法・出資法・利息制限法等
取引に関する法令・実務(民法・民事訴訟法・倒産法等)
資金需要者等の保護(個人情報保護法・消費者契約法等)
貸金業務に関する財務・会計
過去問題集
貸金業務取扱主任者資格試験のリンク集
貸金業務取扱主任者資格試験の攻略サイトの更新情報
管理者紹介
法律系資格総合サイト

テキスト
「合格教本」


Amazon:合格教本


過去問題集

Amazon:過去問題集


予想問題

第1回~第5回

Contact us

貸金業務取扱主任者資格試験攻略に関するお問い合わせ



◎ 令和5年度試験(第18回)過去問


 問題8

貸金業の業務に関する広告又は勧誘についての次の①~④の記述のうち、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 貸金業者の従業者が、当該貸金業者の貸金業の業務に関して顧客に対し勧誘をするに際し、貸付けの条件について著しく事実に相違する説明をした場合、当該貸金業者は、行政処分の対象となるが、刑事罰の対象とはならない。

② 日本貸金業協会が定める貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則(以下、本問において「自主規制規則」という。)によれば、協会員は、個人向け貸付けの契約に係る広告をテレビCM、新聞広告、雑誌広告及び電話帳広告に出稿するに当たり、協会が設ける審査機関から承認を得なければならないとされている。

③ 自主規制規則によれば、協会員は、貸金業の業務に関して勧誘をした場合において、当該勧誘を受けた資金需要者等が、勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の明確な意思の表示を行ったときは、当該意思表示のあった日から最低3か月間は当該勧誘に係る取引及びこれと類似する取引の勧誘を見合わせることを目処として対応しなければならないとされている。

④ 貸金業者が、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をする場合において、借入れが容易であることを過度に強調することにより、資金需要者等の借入意欲をそそるような表示又は説明をしたときは、当該貸金業者がその登録を受けた内閣総理大臣又は都道府県知事は、当該貸金業者に対して、その登録を取り消すことはできないが、その必要の限度において、業務の方法の変更その他業務の運営の改善に必要な措置を命ずることができる。





 問題8 解答・解説

「広告又は勧誘」に関する問題です。
(改訂第9版合格教本のP58・59、P114、P120参照)

(第8版の合格教本をお持ちの方は、P58・59、P114、P120参照)


①:×(適切でない)
 貸金業者の従業者が、当該貸金業者の貸金業の業務に関して顧客に対し勧誘をするに際し、貸付けの条件について
著しく事実に相違する説明をした場合、当該貸金業者は、行政処分の対象となるだけでなく、刑事罰の対象となります。


※ 改訂第9版合格教本P58「①誇大広告等の禁止」及びP120「(2)両罰規定」参照。
※ 監督処分(行政処分)については、改訂第9版合格教本P114参照。
※ 平成28年度試験・問題45の選択肢④の類似問題。

②:○(適切である)
 自主規制基本規則によれば、協会員は、個人向け貸付けの契約に係る広告をテレビCM、新聞広告、雑誌広告及び電話帳広告に出稿するに当たり、協会が設ける審査機関から承認を得なければなりません。


※ 改訂第9版合格教本P308「(1)広告審査」参照。
※ 令和4年度試験・問題45の類似問題。

③:×(適切でない)
 自主規制基本規則によれば、協会員は、資金需要者等が、協会員が勧誘を行った取引に係る勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の明確な意思の表示を行った場合、当該意思表示のあった日から
最低6か月間は当該勧誘に係る取引及びこれと類似する取引の勧誘を見合わせることを目処として対応しなければなりません。


※ 改訂第9版合格教本P59枠内「●再勧誘に関する自主規制基本規則の定め」の②に該当。
※ 令和3年度試験・問題47の選択肢②の類似問題。

④:×(適切でない)
 貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、
借入れが容易であることを過度に強調することにより、資金需要者等の借入意欲をそそるような表示又は説明をしてはなりません(貸金業法第16条第2項第3号)。貸金業者がこれに違反した場合、貸金業務に関して法令に違反したことになるため、当該貸金業者がその登録を受けた内閣総理大臣又は都道府県知事は、その登録を取り消すことができます。

※ 改訂第9版合格教本P58枠内「●広告・勧誘の際の禁止事項」の③に該当。
※ 改訂第9版合格教本P114「④登録取消処分(任意的)・業務停止処分」の⑤に該当。



正解:②



Copyright(C) Makoto Tamura All Rights Reserved