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最終更新日 2011/5/19
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平成21年度第1回試験 過去問


 問題32


債務不履行に関する次の①〜④の記述のうち、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 当事者が契約において、債務の履行について不確定期限を定めた場合、民法上、債務者は、その期限が到来した時から遅滞の責任を負う。

② 債務者が契約に基づいて負っている債務が履行不能となった場合、民法上、債権者は、債務者に対し債務の履行を催告した後に限り、契約を解除することができる。

③ 債権者が債務者の債務不履行によって損害を被った場合、民法上、債権者には、債務不履行がなければ損害が発生しなかったという関係(条件関係)にある全損害について、債務者に対する損害賠償請求が認められる。

④ 金銭の給付を目的とする債務の不履行については、民法上、債務者は、不可抗力をもって抗弁とすることができない。





 問題32 解答・解説

 「債務不履行(民法)」に関する問題です。
 (第4版合格教本のP206~208参照)
 
(第3版の合格教本をお持ちの方は、P200~202参照)


①:×(適切でない)
 不確定期限を定めた場合、債務者は「その期限の到来を知った時」から遅滞の責任を負います。
 「その期限が到来した時」から遅滞の責任を負うわけではないので、①は誤りです。

第4版合格教本P206「▼履行遅滞となる時期」参照。

②:×(適切でない)
 履行不能の場合は、履行遅滞とは異なり、催告をしなくても契約を解除することができるので、②は誤りです。

第4版合格教本P208「(2)履行不能による解除」参照。

③:×(適切でない)
 損害賠償請求ができる範囲は、
相当因果関係にある損害に限られます
 よって、③は、条件関係にある「全損害」について損害賠償請求が認められるとしている点が、誤りです。

第4版合格教本P207「(2)損害賠償請求の範囲」参照。

④:○(適切である)
 金銭債務の不履行については、債務者は
不可抗力を抗弁とすることができないので、④は正しいです。

第4版合格教本P207「(4)金銭債務の特則」参照。



正解:④



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