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最終更新日 2016/6/7
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平成23年度試験(第6回)過去問


 問題38


民法に規定する消滅時効に関する次の①~④の記述のうち、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① 不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。

② 保証人は、主たる債務について消滅時効が完成した場合、主たる債務の消滅時効を援用することができる。

③ 時効の効力は、その起算日にさかのぼる。

④ 工事の設計、施工又は監理を業とする者の工事に関する債権は、工事が終了した時から起算して、2年間行使しないときは、消滅する。





 問題38 解答・解説

「消滅時効」に関する問題です。
(第5版合格教本のP219、P177、P179参照)
(第4版の合格教本をお持ちの方は、P219、P177、P179参照)

※ 選択肢①~③の内容が適切であると判断できれば、④の記述について知らなかったとしても、消去法により解答できます。


①:○(適切である)
 被害者またはその法定代理人が
損害および加害者を知った時から3年間行使しないときは、不法行為による損害賠償請求権は消滅します。また、不法行為の時から20年を経過したときも、不法行為による損害賠償請求権は消滅します。

※ 第5版合格教本P219「(5)不法行為による損害賠償請求権の期間制限」参照。

②:〇(適切である)
 時効を援用できる者は「時効によって直接利益を受ける者」に限られています。主たる債務が時効により消滅すれば保証債務も消滅し、保証人は、保証債務の負担から免れるという利益を直接受けるので、主たる債務の消滅時効を援用することができます

※ 第5版合格教本P177「(2)時効の援用権者」参照。

③:○(適切である)
 時効の効力は、その起算日にさかのぼります。

※ 第5版合格教本P179「⑥時効の効力」参照。

④:×(適切でない)
 工事の設計、施工または監理を業とする者の工事に関する債権は、工事が終了した時から起算して、
3年間行使しないときは、消滅します。



正解:④



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