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最終更新日 2020/6/13
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◎ 平成29年度試験(第12回)過去問


 問題29


Aは、Bから何らの代理権も付与されていないのに、Cとの間で、Bの代理人として、B所有の不動産をCに売却する旨の売買契約(以下、本問において「本件契約」という。)を締結した。Cは、本件契約の締結時において、AがBから何らの代理権も付与されていないことを知っていた。この場合に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。

① Cは、Bに対し、相当の期間を定めて、当該期間内に本件契約に係る追認をするかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。Cが当該催告をした場合において、Bが当該期間内に確答をしないときは、Bは追認を拒絶したものとみなされる。

② 本件契約は、Bが本件契約に係る追認を拒絶するまでは、Bに対してその効力を生じる。

③ Cは、Bが本件契約に係る追認をしない間は、本件契約を取り消すことができる。

④ Aは、Bの本件契約に係る追認を得たときであっても、Cに対して、無権代理人として本件契約の履行又は損害賠償の責任を負う。





 問題29 解答・解説

 「代理(民法)」に関する問題です。
(第7版合格教本のP168、P166参照)

(第6版の合格教本をお持ちの方は、P170、P172参照)

<本問の解答方法>
本問の選択肢①は、過去に何度も出題されている内容なので、正解の選択肢を選ぶことは容易であったと思います。ただ、本問の選択肢③は、選択肢の記述だけでなく、問題文の冒頭部分の記述もよく読む必要がありました。まずは問題文の事実関係を図式化しましょう。


①:○(適切である)
 無権代理の場合、相手方は、本人に対し、相当の期間を定めて、その期間内に追認をするかどうかを確答すべき旨の催告をすることができます。この場合において、本人がその期間内に確答をしないときは、
追認を拒絶したものとみなされます。


※ 第7版合格教本P168「(1)無権代理の相手方の催告権」参照。

②:×(適切でない)
 無権代理人(代理権のない者)が他人の代理人としてした契約は、本人がその追認をしなければ、本人に対してその効力を生じないとされています。
 よって、追認も追認の拒絶もしない間は、B(本人)に対して効力は生じません。


※ 第7版合格教本P166「(2)代理権がない場合」参照。

③:×(適切でない)
 代理権を有しない者がした契約は、本人が追認をしない間は、相手方が取り消すことができます。ただし、契約の時において代理権を有しないことを
相手方が知っていたときは、取り消すことができないとされています。
 よって、問題文の冒頭によれば、「C(相手方)は、本件契約の締結時において、A(無権代理人)がB(本人)から何らの代理権も付与されていないことを知っていた」ということなので、Cは契約を取り消すことができません。


※ 第7版合格教本P168「(2)無権代理の相手方の取消権」参照。

④:×(適切でない)
 無権代理人は、
本人の追認を得ることができなかったときは、相手方の選択に従い、相手方に対して履行または損害賠償の責任を負うとされています(無権代理人の責任)。
 本肢のように、A(無権代理人)が、B(本人)の追認を得た場合は、その責任を負いません。

 なお、無権代理人が代理権を有しないことを相手方が知っていたときは、無権代理人は、その責任を負わないとされています。問題文の冒頭によれば、C(相手方)はAが代理権を有しないことを知っていたのであるから、その点からみても、Aはその責任を負いません。

※ 第7版合格教本P168「(3)無権代理人の責任」参照。


正解:①



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